日本医師会の第11次生命倫理懇談会(座長=高久史麿・日本医学会会長、自治医科大学長)は2月1日、「高度情報化社会における生命倫理」についての報告書をまとめ、唐澤祥人会長に答申した。報告書には、IT化による個人情報の管理や医師によるインターネット言論に関することなどが盛り込まれている。
報告書は、▽個人情報保護法について▽医療における個人情報・診療情報▽遺伝子検査をめぐる倫理問題▽情報の質をめぐる問題▽IT化の医療現場への影響▽医療倫理教育の重要性―など8章で構成。 「医療における個人情報・診療情報」では、救急診療時に患者の重要な情報を参照したい場合について説明。安全で的確な診療を効率的に行うためには、「電子的な診療情報の共有は必須であると考えられる」と指摘し、患者に役立つとの趣旨に基づき、▽診療目的の情報参照に杓子定規な個人情報保護法解釈を適用しないという社会的な理解を得ること▽医療側も情報参照履歴の患者への自動開示を前提とすること―が必要だとしている。 医師によるインターネット言論については、医師が加害者になる事例があると指摘し、医療事故の被害者や医療機関内部の不正の告発者、医療政策にかかわる公務員個人などを対象とした不注意な言論が、医師という専門職に対する信頼を損なう結果につながると懸念。医師としてふさわしくない情報発信の例として、▽匿名発信、多重発信、なりすまし発信▽虚偽情報、未確認情報の流布▽個人攻撃、個人に関する情報の収集と投稿-などを挙げている。 【関連記事】 ・ 厚労省の反論は説明不足―「実質ゼロ改定」報道で日医 ・ 夜勤72時間ルールの“救済案”、「根本的な解決にならない」―日医・中川常任理事 ・ レセプトオンライン請求に関する省令改正、「評価できる」−日医見解 ・ 医療情報のガイドラインと外部保存通知を改正へ−厚労省検討会 ・ 医療情報ネットワークの認証基盤基準で議論 ・ 秋葉原殺傷、きょう第3回公判 証人に遮蔽措置(産経新聞) ・ 小沢氏4億円不記載 朝日、毎日、共同など「不起訴方針」報じる(J-CASTニュース) ・ <国保保険料>08年度収納率は88% 過去最低(毎日新聞) ・ <掘り出しニュース>珍しい白ナマコ−−かごしま水族館で展示(毎日新聞) ・ 辺野古「社民が許さぬ」=福島氏(時事通信)
by jld7htueup
| 2010-02-07 04:21
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